故宮博物院の人気展示品に「白菜」と「角煮」があります。
美しく人気なのが「白菜」。
正式には「翠玉白菜」と言います。
でも「なぜ白菜なの?」そんな疑問も出てきますね。
そんな疑問も今回の記事を読めば納得できるでしょう。
今回はそんな秘宝「翠玉白菜」についてご紹介します。
故宮博物院の白菜
白菜の展示場所
まずは展示場所、何階にあるのか?。
本館の3階にある「302展示室」です。
もう一つの人気作品「豚の角煮」こと「肉形石」もあります。
「翠玉白菜」はパっと見た感じ「白菜のミニチュア」な感じがして
がっかりする人も多いとか。
大きさは「高さ19cm」で想像よりも小さく感じる。
しかし、この天然石「翡翠(ひすい)」のそのままの色を生かし、
腕の良い職人の技が存分に発揮されています。
そのレベルの高さは他のケースに展示されている翡翠の彫刻と比べたらわかります。
どれだけこの「翠玉白菜」が自然で美しいのか。
「翡翠彫刻の最高傑作」と言われている理由が伝わると思います。
混雑していて行列にならんで鑑賞することになります。
なるべく空いている時間や平日を狙いたいものです。
どんな意味があるの?
そもそも「なぜ白菜?」
そんな疑問が湧きませんか?
実は中国では白菜は「食事に困らない」「財をもたらす」などの意味があります。
さらにバッタも彫刻されていて、よく見ると「キリギリス」。
「虫…」と思われるかも知れませんが、意味があります。
キリギリスは「多産」の意味があり、この作品は嫁入り道具の一つだったようです。
実はイナゴもいます。
キリギリスの半分ぐらいの大きさで、白っぽい部分にあるので
見つかりにくい。
キリギリスの反対側の葉にいます。
また天然石の翡翠は中国では「御守り」として使われるパワーストーンです。
縁起がよさそうですね(^^♪
現在でも翡翠で作られた白菜のストラップやキーホルダーは人気のアイテムになっています。
お土産などで買って帰ると喜ばれますよ。
その時は、ちゃんと意味も伝えてくださいね。
注意
「翠玉白菜」と「肉形石」は人気の展示物です。
その為、「出張」に出ていることが多い。
貸し出しですね。
時々「貸し出し中」で故宮博物院に無いということがあります。
事前に確認しておきましょう。
故宮博物院の営業時間
午前8時30分~午後6時30分
■夜間開院時間
金曜、土曜日午後6時30分~9時
休み 無し
故宮博物院は所要時間は「半日」ぐらい考えておきましょう。
午前中から向かって、夕方に帰る。
そして帰りは近くの台北最大の夜市「士林夜市」に行くのもいいですね。
士林夜市の最寄り駅は「士林駅」ではなく、「」です。
タクシーで向かうと早いでしょう。
タクシーは地下1階のインフォメーションセンターで呼んでもらうと、
変なタクシーに乗ることはないと思います。
最後に
今回は台北の故宮博物院で人気展示物「翠玉白菜」についてご紹介しました。
故宮博物院は60万点も展示品があるので1日では見ることが出来ません。
何も見るかを事前にチェックして、サクッと行動すると良いでしょう。
では良い旅を。
ありがとうございました。